「ナオミの夢」   十河梨枝

 この曲は私の鼻歌ベストテンに十数年入っています。
モチロン鼻歌だから“何かしながら”歌っているのだけれど、何をしているときでも「ナオミ カンバック トゥーミッ」の振りだけは欠かしません。気分はヘドバです。
カラオケに行ったときにもまず「ナオミの夢」を探します。
入っていたら誰も聞いてなかろうが関係ありません、歌います。 これは自分が歌いたいというより、この曲に触れていたいという気持ちに近いかもしれません。
 「ナオミの夢」は1970年にイスラエル人のヘドバとダビデが歌った名曲で、第一回東京国際歌謡音楽祭グランプリを受賞しています。現在は日本で活動をしていないので滅多にその歌声を聞くことが出来ません。
ですから「ものまね大合戦」とか「あの人は今」とか、そんな番組を見つけると「ヘドバとダビデに会えるかもしれない。」と期待に大きく胸ふくらませ、テレビの前に正座するのです。 司会者が
「なんと、この番組のために、わざわざ…」
なんて言った日には、歓喜のあまり泣いてしまったりします。
 この歌の影響で、ナオミ=男性を魅了する美女 という固定観念を持ってしまい、今でも「ナオミ」と言う名を持つ女性に少々ジェラシーを感じてしまいます。
片言の日本語で歌っているせいか、「外人までも虜にするナオミ」が私の頭の中に出来上がっているのです。
そして意味もなく「ナオミはいいよナー」とすねてみたりもします。
 ダビデは既にお亡くなりになっていますが、私の心の中では今日もモヤモヤのモミアゲを蓄えた、つながり眉毛の素敵なダビデが熱唱しています。

ひとり見る夢は すばらしい君の
踊るその姿 僕の胸に ナオミ
ナオミ カムバック トゥ ミー

僕はさけびたい なつかしい君の 
やさしいその名前 世界中に ナオミ
ナオミ カムバック トゥ ミー

僕の胸に ナオミ
ナオミ カムバック トゥ ミー


 


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