|
『春』 さら
春…凍てつく寒さも緩み
…雪溶け水も流れ出す
…花々が顔をのぞかせて
…卒業・入学と新しい時のはじまり
…人との別れや出会いあり
…四季で一番好きな季節……。
春を探しに出かけてみた。
“春”って陽だまりでふんわり過ごす幼き頃を思い出すのはなぜだろ?
郷愁なのか……幼い頃歩いた道を辿ってみた。
そう、純真で世の中が珍しかったあの頃、夕方、父と散歩の松並木道。
坂道を登って振り返れば眼下に、どこまでも広がる海が見える。
白い波を残して行き交う船。世界各地を回っているのかなぁ、
どこへ向かっているのか不思議だった。
なんてゆっくり船は進むのだろうと、いつまでも眺めていたかった空間。
今も足に感じる石畳の感触は変わらない。
なのに、あんなに広く思っていた道が狭かったなんて……。
幼き目に映った懐かしい春の風景は変わらずとも、
変わったのは私自身?なのかもしれない。
春に出会いにまた出かけてみよう。自分探しのために……。
|